三菱 陸軍 「百式司令部偵察機 III型」
Mitsubishi KI46-III ”Type 100 Commandant recon-Plane” [Dinah]

'13 6/22 製作

第6航空軍 隷下 司偵中隊 昭和20年 九州


これも「双発小隊」シリーズの2機セットで、元は旧イマイの昭和50年代のキット。

モデルは、幅の狭いプロペラやスピナーにエンジン始動用のフックが
付いていることなどから、III型甲の初期生産機のようです。
ただ、もう一つの初期生産機の特徴である集合排気管は再現されていないので、
自作しても良いかもしれませんね。(私は やっていませんが……)

風防パーツの合いが意外と悪くないので、III型甲の流線型で
カッコ良いボディラインを再現可能なのは嬉しいところ。
ただ、アンテナ線支柱は分厚くてゴツいので薄く削っています。
また、ピトー管の位置も変なので、切り落として洋白線に交換しました。

また、キットに飛行姿勢用のパーツは入っていないことや、
主脚パーツが そのままでは長すぎるので 2〜3mm詰めてやらないと
着地姿勢が不恰好になってしまうことなどには注意が必要です。

上写真の第6航空軍 隷下 司偵中隊 所属機は、
箱絵にも描かれているマーキングの機体です。
ただ、箱絵の機体は後期生産機なのですけど。



飛行第81戦隊 所属機


こちらはイギリスのRAF博物館に展示されている飛行第81戦隊の機体。
ただ、展示機は後期生産機です。

付属のデカールは2種類の部隊マーキングで、
日の丸は白フチ付きと白フチなしが有ります。
「せっけいず」には4つの部隊マークが解説されていますが、
デカールになっているのは飛行第81戦隊のみなのは何故なんでしょうね。



土嚢の掩体壕×2とドラム缶×8が おまけで付属します。
ランナーパーツの状態では土嚢の存在感が際立っていました。



今となっては懐かしい、エフトイズの双発機コレクション(写真右)と比較。
エフトイズのモデルは、幅広タイプのプロペラ、丸みを帯びたスピナー、
推力式単排気管などが特徴のIII型甲 後期生産機です。

コクピット内やモールドはエフトイズの方が しっかり再現されていますが、
筋彫り表現が おとなし目でアウトラインの滑らかなアオシマのキットも、
新司偵のスマートなイメージとしては悪くないかもしれませんね。


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