◇V1 モデルズ   第9回 いっちょんちょん即売会 レポート (HN / 相田剣介さん御報告)

今回初参加のディーラーさんです。
ラインナップは第一次大戦時の戦闘機やその頃の航空機、エアレーサーなどを1/144でモデルアップされています。
これらもDAMEYA-NETにて通販されています。


・ピアッジオPC7

『 3Dプリント出力のキットです。

実機はシュナイダートロフィーの出場を目指して作られた機体です。
水上機なのですが、とてつもなく変わった離水方法です。
離水までは機首のプロペラは使わず、後部のスクリューで初期加速を行い、水中翼船の様に機体が前脚の小さなフロートまで浮き上がったら動力をプロペラ側に切り替えて離水するという物でした。
上手くいけばメインフロートの空気抵抗や重量(スクリュー側のドライブシャフトやミッションの重量がありますが)を大幅に軽減できるとして考えられた方法でした。
やはり実際はそう上手くはいかず、結局飛行することなく終りました。

しかし、とても美しいフォルムの機体で一目で私は気に入りました。
・・・そういえば着水はどうするんだろう? 』


・モラーヌソルニエL

『 3Dプリント出力のキットです。
実機は第一次大戦前からスポーツ機として使われ、その後の多くの軍用機・民間機に影響を与えた機体です。
ギャロススペシャルはフランス飛行士ローラン・ギャロスがプロペラ回転面内を通して撃つ機銃を装備して戦果を上げた世界最初の本格的制空戦闘機と言える機体です。 』


・BE2c

『 3Dプリント出力のキットです。
実機はイギリス陸軍航空隊で使用された偵察機です。
前席が偵察員兼機銃手、後席にパイロットという今にしてみると変わった配置でした。
恐らく偵察任務を重視した為ではないかと思いますが・・・
そのせいで偵察員が扱う防御機銃は非常に取り扱いにくく、凡庸な性能も相まってドイツに強力なフォッカーE.IIIが配備されると多くの犠牲を強いられたそうです。

これらのキットは3Dプリントならではの非常に繊細な造形で支柱や足回りなど良く出来ています。
あとは組み立ててから張り線を丁寧にしてやればとても見栄えのする作品になるかと思います。 』


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