大型機コレクション HEAVY BOMBER COLLECTION
エフトイズ
1. 一式陸上攻撃機11型
A. 第761航空隊 所属機 昭和18年秋 鹿児島県鹿屋基地
濃緑色迷彩の機体です。
主翼上面の日の丸は白フチが有りませんが、この塗装の機体も良く見られるそうです。
主翼前面に黄色の識別帯が描かれ、
カウリング内側の防眩塗装が廃止された時期の機体のようですね。
第761航空隊は昭和18年 7月1日に鹿屋基地で編成された新しい陸攻隊でしたが、
搭乗員錬度の低さもあり、マリアナ航空戦では戦果無く壊滅してしまったとのこと。
部隊マークは昭和19年 2月 or 6月まで「龍」を使用し、
その後は「761」の数字に変更されたそうです。
また、この機体では爆弾倉扉や胴体尾部の20mm機銃は取り外され、
銃座窓の後半部をカットされた写真が残されています。
(上写真のモデルは そのまま……)
他に、機番換え用の数字デカールが付属しています。
B. 11型初期生産機 高雄航空隊 所属機 昭和17年 フィリピン
または昭和17年9月下旬〜10月 ラバウル ブナカナウ飛行場
太平洋戦争初期に見られた、2色の縞状迷彩をした機体。
左流れと呼ばれる迷彩パターンです。
また、実機の写真を見ると、スピナーの無い初期生産機のようにも見えます。
高雄空 所属機はラバウルに27機が派遣され、
ガダルカナル島やポートモレスビー攻撃などに奮闘しましたが、
約40日の戦闘で残存 6機まで消耗して撤退したそうです。
こちらも数字デカールが付属。
ただ、高雄空の二色迷彩は左流れとは限らないようです。