BiG BiRD 4 世界の爆撃機・飛行艇・輸送機
アルジャーノンプロダクト
1. 川西 H8K2 二式大型飛行艇12型
モデルはエンジン強化型の12型(生産18号機以降)です。
機体側面の銃座が旧型&機首にレーダーアンテナを装備したタイプで、
これはアリイ(旧LS)のキットと同じですね。
A. 第802海軍航空隊 「NI-26」号機
昭和18年 3月〜昭和19年 4月 ヤルート島→マキン基地→サイパン
あまりにも巨大な二式大艇。
魚雷パーツが両主翼下に 2本搭載されているのですが、
とても小さく見えます。
開戦当初は飛行艇にも雷撃任務が有りましたが、
効果は ほとんど無く犠牲のみが多かったため、
後に雷撃は廃止されたのだそうです。
魚雷とレーダーは一緒に装備しないほうが良かったかな?
写真の「NI-26」号機は、
・昭和18年 3月に川西 甲南工場26号機(製造番号426)として802空が工場で領収。
・昭和19年 4月に802空が解散し、801空に合併。
・昭和19年 6月に横浜に転進して機番を「801-86」に変更。
・昭和20年 1月に詫間空所属となって機番を「T-31」号機に変更。
・昭和20年 11月に米海軍が横浜に空輸後、米本土で飛行試験を行う。
・昭和54年 4〜7月にノーフォーク海軍基地から船の科学館へ返還。
・平成16年 4月に鹿屋航空基地 史料館へ移送。
と数奇な運命をたどった機体です。
他に、「NI-29」号機のデカールが付属します。
B. 横須賀海軍航空隊
こちらは不手際にて落としてしまい、機首の機銃が折れてしまったので
0.3mm真鍮線に交換してあります。
他に詫間海軍航空隊の「T-28」号機と、第801海軍航空隊の
「801-77」号機のデカールが付属しています。
これらの 3機はアリイのキットのデカールにも含まれていますね。
鹿屋の展示機は機番が「T-31」なのですが、
文字が黄色なのに加え書体も異なるので
このデカールの流用は出来そうに無いですね。