ウイングキットコレクション vol.14
~WW II 複葉機編~
エフトイズ

2. 94式2号水上偵察機


日中戦争から活躍した、川西の水上偵察機。
今回のラインナップの中では大きな機体ですね。

モデルは、空冷の瑞星11型エンジンを搭載した94式2号水偵
(昭和17年以降は94式水偵12型と呼称変更)です。


A. 潜水母艦「迅鯨」搭載機 昭和16年 内南洋

こちらは、上面を暗緑色と茶褐色の雲形2色迷彩に塗り分けた機体。
この迷彩は昭和16年中に廃止され、B.の暗緑色迷彩に変更されたそうです。
胴体後部の白帯は戦地標識帯とのこと。

また、この機体は2号後期型で、後部胴体上面にループアンテナ
(黒色円形のカバー付き)を追加搭載した写真も残されています。
この写真では、プロペラ危険帯が白で描かれているのも珍しいです。

尾翼の「S VII」は第7潜水戦隊を表す記号とのこと。

他に、水上機母艦「千歳」搭載機のデカールが付属しています。



B. 大津海軍航空隊 昭和17年末 大津水上基地

こちらは上面暗緑色迷彩の機体。
後に この機体はカウリング下面も暗緑色に塗られ、
昭和18年以降には主翼前縁の味方識別帯も記入されていたそうです。

また、このタイプの ほとんどの機体は
主翼下面の日の丸も白フチを付けていたとのこと。

他に、館山海軍航空隊 所属機のデカールが付属しています。



C. 鎮海海軍航空隊 所属機

こちらは全面銀塗装の機体。
94式水偵が登場した頃は この塗装が施されていたそうです。
他に、大湊海軍航空隊 所属機のデカールが付属しています。


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