九六式四号艦上戦闘機(A5M4) 空戦訓練特別塗装
Type96 Carrier Fighter (A5M4) Special Paint
SWEETから '20年に発売された、九六艦戦キットの第六弾。
今回は空戦訓練や戦技演習時に識別の為に施された
派手なマーキング 4種類がラインナップされています。
2機セットで、初回限定ですがディテールアップ用
フォトエッチング・パーツ(ピトー管と手掛&足掛)も付属します。
'20 11/9 製作
横須賀航空隊 ヨ-186 大石英男 二空曹 機
昭和14年12月 横須賀航空隊基地
YOKOSUKA Flying Group ヨ-186 Flown by Hideo Oishi
Dec. 1939 YOKOSUKA AB.
「蒼龍三羽烏」の3番機、大石 二空曹が操縦して
増槽試験飛行を行った時の機体だそうです。
赤城戦闘機隊で用いられた紅白に胴体を塗り分けた機体で、
演習終了後も横空では この塗装で使用されたとのこと。
「世界の傑作機 No.27」の折り込みイラストに
描かれている有名機でもありますね。
モデルは主翼の紅白帯と尾翼の細い銀帯がデカールで、
胴体の紅白帯は塗装での再現となります。
赤城戦闘機隊 久保一男 一飛曹 機
昭和14年10月 横須賀航空隊基地
AKAGI Fighter Group Flown by Kazuo Kubo
October 1939 YOKOSUKA AB.
空戦訓練中に工藤修 飛曹長 機と接触事故を起こした機体。
しかし、両パイロットとも優秀な技量で
そのまま無事に破損機を着陸させたそうです。
このモデルも、主翼の赤黄帯、尾翼の細い銀帯、
コクピット後ろ胴体の細い赤帯のみがデカールによる再現です。
尾翼の機番が無いのも特徴ですね。
空母・蒼龍 戦闘機隊 W-102 羽切松雄 一空曹 機
昭和14年 夏 日本本土
SORYU Fighter Group W-102 Flown by Matsuo Hakiri
Summer 1939 Japan
こちらは「蒼龍三羽烏」の2番機で、
「ヒゲの羽切」と呼ばれて有名な羽切 一空曹の搭乗機。
胴体の白黒塗り分けと黒の主車輪カバーが特徴です。
このモデルでも、主翼の紅白帯と
コクピット後ろ胴体の細い黒帯のみがデカールによる再現。
他に、同じ塗装&マーキングで
W-101号機(横山 分隊長 機)のデカールも付属しています。
この製品の箱絵は、
・NASAちゃん の服の文字が「96」&ポンポンが赤 バージョン
・NASAちゃん の服の文字が「73」&ポンポンが黄 バージョン
の 2種類が存在しています。
間違い探しみたいですが、両方揃えたくなるのが人情というもの?
['20 12月 追記]
「九六艦戦 空戦訓練特別塗装 [SWEET 20周年記念セット]」
という特別限定セットが発売されました。
「空戦訓練特別塗装」のキットに、「SWEET MEMORY <九六艦戦編>」
という藤田幸久氏のイラスト画集(A5判)が付属しています。
外箱絵は線画(塗り絵?)仕様で、
中に通常キットとイラスト画集が入っていました。
画集は表紙のみカラーで、他は白黒のラフ・下描きが実質16ページ。
全て九六艦戦 関係で、没ラフ画が色々掲載されているのが面白いです。