紅の豚骨さん から頂いた画像です。('20 5/17)

製作  HN / 紅の豚骨 さん

A-10A Thunderbolt II "Desert Storm" (上海Dragon)



製作  HN / 紅の豚骨 さん

A-10A Thunderbolt II "Desert Storm" (Revell Gmbh)



製作  HN / 紅の豚骨 さん

A-10A Thunderbolt II "Desert Storm" (Heller)


各社のA-10A を御投稿頂きました。
私はドイツレベルやエレールのキットを作ったことが無いので、
とても参考になります。

紅の豚骨さん 曰く、ドイツレベルは 『LSと完全別物の地雷』、
エレールも 『お薦め致しかねるトホホなレベル』とのこと!


以下は御本人のコメントです。

『  ジェット機のくせに余りに遅くて(最高速度は「P-51D Mustang」より遅い706km/hr.)
「鳥に追突される」と酷いジョークでからかわれる"Warthog(疣猪)"こと
「Fairchild A-10A Thunderbolt II」です。

今回Heller製(仏・エレール、品番:79912)と、
Revell GmbH製(独・レベル、品番:04054)、
Dragon製(上海Dragon、品番:4549)を同時進行で製作しました。

●特筆すべきはDragon!
各部のパネルラインがこれでもか、とばかりに細い凹モールドで
驚く程精緻に再現(パイロンまでも)され、
倍にスケールアップしても問題無しと思える程です。

コクピット内部(計器パネル、シート背凭れ)や30mmアベンジャーの銃身冷却用エアダクト、
前脚格納庫内部(アベンジャーの銃身部が一体モールド)等は別部品で、
主翼端と主脚格納バルジ後部のチャフ・フレアディスペンサーまで
モールドで再現、この拘りは本当に凄いです。

但し問題が無い訳では無く、胴体上下のアンテナ類と
ピトー管は省略され(自製パーツを取り付けました)、
一部パーツサイズが合わず調整の必要がある(特にエンジンナセル部)等、
90年代前半のDragonのキット故に手間の掛かるところも有ります。
が、A-10のフォルムを「ほぼ完璧に再現」しており、
Dragonは個人的には、手間を掛ける価値が有る"一番お薦め"のキットです。

●Revellは幾つか大きな問題が有ります。
胴体上下のアンテナ類とピトー管は省略され(自製パーツを取り付けました)、
水平尾翼には謎の下半角…実機は勿論水平、修正して取付けています。
エンジンの排気コーンは突出し過ぎ。垂直尾翼は前方に寄り過ぎ、位置を修正して取付けました。
主翼と垂直尾翼、胴体後部のバルジやダクトも再現されておらず、
パネルラインも尾翼部だけ太い等アンバランスな部分が目立ちます。
またコクピットは呆れる程簡素です。

尚、LSと確かにパーツ構成は似ていますが、全くの別物です。
ホント、Revell製品は出来の差が極端過ぎです。

●Hellerのパネルラインは極めてあっさり仕様。機首部分はかなり太いです。
アンテナ類はしっかり再現(接着位置は要注意)、
前縁フラップは別部品で作動状態を再現出来ます。

但し、30mmアベンジャーが細すぎなのと、主脚格納部下部が極端に薄いです。
コクピットはRevellと良い勝負でパイロン形状も実に大雑把…
武装パーツ(特にマーベリック)は細過ぎなので、他から流用した方が良いです。
30mmアベンジャーは自製パーツに換装しました。
それと、Hellerのキャノピーは見事に"のっぺらぼう"な上、べらぼうに分厚いです…

●ピトー管は3機共、0.5mm真鍮パイプに0.2mm極細高硬線を組合せた自製パーツに換装。
真鍮パイプは外径を0.4m~0.3mmくらいに、テーパーをつける様に研磨しています。

●今回塗装は「チャコール・リザード迷彩」に「PrintScale Decals」製の
「Desert Storm(砂漠の嵐作戦)参加機デカール」で仕上げました。
このデカール、15種類の機体を選べる優れもの!、発色も綺麗です。

国籍マークは1機分しか無いので、メーカー付属デカール併用です。
塗装はこのデカールの貼付図面と写真を参考にしています。

●完成すると、かなり大型の機体で迫力が有ります
(因みに実機は見た目とは違い、何と最大8G旋回出来るそうです)。
もし、こんな重攻撃機がいきなり目の前に現れたら…
チビる事、間違いありません(;´д`)… 』


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