AREA88 COLLECTION VOL.2 RIZCO
'06 1/21 発売
漫画「エリア88」に登場した戦闘機モデルの第二弾。
今回のラインナップは、一部にデメテル版でも出ていた機種が加わり、漫画に登場した機体色のみになっています。前回と同じく、着地姿勢のみ。
1. F-8E クルセイダー 風間機、ボリス機 (砂漠迷彩)
2. J35 ドラケン 風間機 (砂漠迷彩)、風間機 (森林迷彩)
3. F-104 スターファイター セラ機 (西独空軍迷彩)
4. F-18 ホーネット 神崎機、プロジェクト4 機
5. MIG-21 フィッシュベッド マックバーン機、プロジェクト4 機
シークレットは、S-37 ベルクートの神崎機とのこと。
今回から、小物パーツがランナー状態の半キット形態になりました。パーツの取り付けには接着剤が必須で、しかも結構取り付け辛いのは難点。
一部の機体には、デメテル版にも有った金属製ピトー管が付属しています。でも、これ、太い上に錆びるんですよねえ……
また、製品の「半数」に特製デカールが同封されています。改造用デカールが欲しいのは
たくさん買う人でしょうから、これも一つの経費削減方法なのかも。
ただ、デカールが少し脆く、余白を切り取ると砕けやすいので注意が必要です。リキッドデカールフィルム等で補強してやる方が良さそうです。
VOL.1での欠点だった、「C 新谷かおる」マークが機体から消されている(ランナーにのみ刻印されています)のはgood
。
あと、箱裏の注意書きは VOL.1以上に悪ノリしています(笑)
F-8E クルセイダー ボリス機 コミックス1巻「その男、ボリス」より
付属のデカールを使用し、アンチグレアなどを
劇中に合わせて塗装しています。
「08」のナンバーのみはデカールが砕けてしまったので、
アリイのウェポンセットAに付属するデカールを使用しました。
翼下に爆弾×8発が搭載されているのは、
劇中の出撃シーンを思い起こさせていてナイス!
J35 ドラケン 風間 真 機
コミックス4巻「新しい翼」〜5巻「サキ再び」に登場
活躍期間が短い割には印象度の強い、シンの愛機。
写真右が今回のRIZCO版で、左はデメテル版です。
両者を比較すると、翼の大きさはほぼ同じなのですが、
胴体(特に機首)の大きさが かなり異なって見えます。
塗装も同じ砂漠迷彩ですが、雰囲気が大分違います。
細部のモールドではRIZCO版が細かいんですが、
デメテル板の方が筋彫りが細くて綺麗だったのは意外。
また、RIZCO版はコクピット内に錘を入れないと、尻餅をつきます。
ドラケンの1/144モデルはエリア88ものが
唯一なので、共に貴重な存在です。
(というか、エリア88に登場しなければ、
只のマイナー機だったんでしょうけど……)
[追記] 後にピットロードからインジェクションキット、
エフトイズから食玩が発売されました。
エリア88の影響なのか、人気機種になりましたね〜
F-104 スターファイター (西独空軍迷彩) セイレーン・バルナック 機
コミックス15巻「自由なる地獄の中で」〜「砂上のウォー・ゲーム」に登場
モデルの西独空軍迷彩は、セラがNATOの機体を かっぱらってから
エリア88に加入するまでなので、
尾翼にパーソナルマークがあるのは本当は変。
その代わりに西独空軍のマーキングがあるはずなんですが、
それだとキャラクターモデルとしては実に味気無くなってしまいそうです。
20巻以降で再度F-104を乗機にした時には
迷彩が変わっている(波状塗り分けの二色迷彩)ので、
塗装パターン 2種類でも良かったと思うんですが。
F-18 ホーネット サトル・ファリーナ(神崎)機
コミックス22巻「戦闘機乗り」〜23巻「砂の戦場」に登場
エリア88 最大の敵役にして完璧超人、神崎が使用した機体。
グリフォンのパーソナルマークは、このモデルのオリジナルです。
マックバーンとの模擬空戦&エリア88強行偵察時は増槽&ミサイル無し、
最終話でのシンとの一騎打ちではセンタータンクのみの搭載でしたが、
カッコ良いので付属の増槽&サイドワインダーをフル搭載にしてみました。
MIG-21 フィッシュベッド
アスラン空軍 東部方面軍 航空第5大隊 攻撃第1戦隊
ゲイリー・マックバーン大尉 機
コミックス11巻「死に神の遁走曲」〜23巻「灰になった未来」に登場
元 米海軍ブルー・エンジェルスのパイロットで
プロジェクト4 傭兵戦闘機隊のリーダー
(後にスエズ侵攻作戦 空軍部隊の総指揮官)、
マックバーンの乗機をイメージした機体。
垂直尾翼の赤塗装とパーソナルマーク、主翼マークは、
このモデル オリジナルの設定ですね。カッコ良い!
劇中登場のミグ21の特徴は、
・ピトー管は機首上部中央。
・胴体背部は膨らんでおり、アンテナが やや後ろに配置。
・垂直尾翼基部にドラッグシュート収容部有り。
・キャノピーは前開き。
・20ミリ機関砲を搭載。
(胴体下増槽を搭載したまま射撃しているので、
GP-9機関砲ポッドではない。)
・主翼下にAAMを4発搭載可能。
などが確認され、MiG-21 PFM型(生産14号機まで)に
SM型以降の兵装能力を付加した独自改修機と推定されます。
(ムツカシイことを書きましたが、要は実機と違う
漫画「エリア88」 オリジナルの設定ってことですね!)
また、機体色も上面 オリーブドラブ or 茶、下面 白 or ライトグレー、
機首コーン 赤のようですね(コミック16巻 裏表紙より)。
ただ、このモデルは、
・胴体背部が細くてアンテナ位置が前寄り。
・胴体下右側に機関砲装備。
・垂直尾翼形状がF-13型のもの。
などの特徴から、MiG-21 F-13型を再現したモデルと考えられます。
一方、ピトー管の位置と主翼下パイロンの数は
劇中仕様に合わせて変更されているところは面白いですね。