紅の豚骨さん から頂いた画像です。('21 1/12)

製作  HN / 紅の豚骨 さん

Boeing B-52H Stratofortress (“G.W.H” Lion Roar)


'20年発売の新ビッグキット、B-52Hを御投稿頂きました。
以下は、御本人のコメントです。

『 通称「BUFF」、“Big Ugly Fat Fellow”…“デカくてデブで醜いヤツ”と、
途轍もなく酷いあだ名で“愛されている”米空軍の主力戦略爆撃機で、
爆撃機界のレジェンド「Boeing B-52H Stratofortress」です。
現行の“H型”の量産最終機ロールアウトからでも既に半世紀を経過する上に、
エンジン換装で2050年代迄使われる事が決まっている、
1世紀現役を続ける“お化け”です。

●キットは“G.W.H” LionRoar製(上海ライオンロア、品番L1008)。

●このキット、とても良く出来ていると思います。
各パーツの精度が高く、殆んどストレス無くバチバチと嵌合が決まります。
唯一“ウナギ”の様に長い胴体の嵌合だけは、仮組を繰り返して
内部の爆弾倉の隔壁との嵌合に気を配る必要が有ります
(私はちょいと失敗しました…(汗))。
作例はパーティングラインのみペーパー処理したストレート組みです。

●機首レドームからボディに繋がる独特の“括れ”も
ちゃんと再現されていますし、パネルラインは浅めながらも
細い凹モールドで、必要十分に表現されています。
地形追従・低空進攻対応型に改装されてからの、
各種追加アンテナ類もきちんと再現されています。
左右に3ヶ所ずつ、計6ヶ所有るピトー管は、
パネルに対して直角ですので、取付時には角度にご注意下さい。

●「B-52」独特の降着装置は畳んだ脚立の様な一体化モールドで、
完成・展示すると見えないものの、拘る方には不満点かも知れません。
しっかり再現された爆弾倉の“ロータリーランチャー”も、
装着部分は単純な板状成型なので、拘る方は
“エジェクターラック”等を加工すると見映えが随分違うと思います
(私はキットのまま組み立てていますが)。
コクピット内部も計器パネルは“のっぺらぼう”で
デカールも無く、シートもフロアと一体化成型ですが、
完成すれば見えないので個人的にはOKです(笑)。

●主翼下にGBU/AGMを搭載した姿は、実に迫力満点の“極悪仕様”です。
胴体爆弾倉まで同一兵装満載にするなら、
他のキットからGBUなりAGMを流用する必要が有ります。
LANTIRNはAN/AAQ-28「LITENING」がモールドされています。
2個セットのGBUパーツにモールドされているので、
余りの1つは他のキットに流用出来ます。

●デカールは3種類。
“Made in China”としか印刷されていないのでドキドキでしたが…
薄く非常に柔らかいです。
破れ易いので、取り扱いは要注意ですが、
印刷は綺麗で発色も良いです。
デカールメーカーの“カラカルモデル”から「B-52H用デカール」が
1月に発売される様なので、それを使用しても良いですね。
ノーズアートが11種類選べる様です。

●画像では主翼と水平尾翼の取付部分に
若干隙間と段差が見えると思いますが、
これは分解出来る様に「未接着」のせいです。
きちんと圧着・接着すると、
主翼・水平尾翼共に実に綺麗に仕上がりますよ。

●完成後は本当にデカいので、
収納(展示)が最大の問題かも知れません。
私の場合は主翼と水平尾翼を外しての箱収納です(笑)。 』



『 胴体内部、ロータリーランチャー画像です。 』



『 機首レドームからの“括れ”です。 』


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