1/144飛行機モデル '04年~'06年のできごと
◇'04年
6月
・ポピーの食玩「架空戦記 Project Flieger」が発売。ドイツの試作機&計画機を集めた、かなり攻めたコンセプトのモデルでした。翌年の2月に企画を手掛けた川口氏がポピーを離れて、シリーズ終了してしまったのは残念。
・アリイが同社の鉄道模型と同じ「マイクロエース」に社名を変更。しかし従来製品の箱には今まで通り「ARII」と表記されたまま再販されるものもあって、困惑することに。
・スケールアヴィエーション7月号に、SWEETの零戦21型が付録になりました。SWEETの傑作キットは同年の発売。この頃は 1/144スケールが模型雑誌で扱われることも多かった気がします。
・アリイのウエポンセット(旧LSの再販)が発売。この製品は安価でホントに重宝しました。
8月
・プラッツ(ベゴ)のP-51Dが発売。このシリーズはP-51D、Fw190D-9、紫電改、F-8 クルセイダー、P-47D、F6F、A-4 スカイホークなどが
'09年にかけて開発、販売されました。'18年からはデカールを変えた実質再販の製品が、時々プラッツから出ています。
10月
・モノクロームからセイバーが発売。スジ彫りが少しゴツいが、良いキットでした。
11月
・マイクロエースからレシプロ機2機セットが発売。旧LS由来の金型を使った、安価で良い出来の製品でした。
12月
・童友社から「現用機コレクション」としてF-15Jが発売。このシリーズは当初は従来の「デスクトップミュージアムモデル」シリーズの金型(F-15、F-14、F-117、AH-64D、RAH-66 コマンチ、F-22)を利用していたようなのですが、後に新金型のモデル(F-4 ファントムII、F/A-18E/F、T-4、F-2、F-86F、F-35A)も加わって '14年まで続きました。あっさりスッキリとしているが組み立てやすい独特のコンセプトのモデルで、今思うと面白いシリーズだったです。
・100円ショップのダイソーで、「ザ・模型」というストレートな名前のキット(中身はアカデミー由来)が なんと100円で販売。今、振り返っても凄いな、これ。ラインナップは11種類で、Su-25なんかは良く出来ているうえに現在でも このスケール唯一無二の製品で貴重でした。
◇'05年
2月
・1/144スケールモデルの専門誌「1/144 ミリテールモデル」が創刊。同年10月のvol.5まで隔月間として続きました。製作講座とか大々的な読者プレゼントとかが面白かったんですけどね~
・アオシマからF-15とF-14のキットが発売されましたが、旧LSが劣化したような酷い出来…… デカール等に色々ツッコみどころが有って、楽しませては貰いました。
3月
・ドラゴンが「UH-60L」の2機セットで復活。'13年までF/A-18E/FやJ-20、X-29などの新金型を含む色々なキットが発売されました。塗装指定で「つや消レブラヮワ」「グレイヮシェブルー」などのドラゴン語が使われていたのは
もはや風物詩でしたね。最近は入手しにくくなってしまったのが少し残念。
4月
・バンダイから「ウイングクラブコレクションL PART2」が発売。モデルの出来もさることながら、デカールが付属していてかつ貼り付け位置の説明が無い(笑)というマニア仕様に驚きました。うちのサイトにデカール添付用の情報(と、いっても画像もロクにない簡素なもの)を掲載したところ、1日のアクセス数が1000を超えてびっくり。これは今でも最高記録です。
5月
・タカラの「世界の傑作機」が発売。この時のSERIES 1 モデルの出来はいまいちだったのですが、11月発売の第2弾から採色済み組み立てキットになって急激に精密になったのが嬉しかったです。
・RIZCO(カフェレオ)から「AREA88 COLLECTION VOL.1」が発売。この頃は1/144食玩参入も多く、一番盛り上がっていた時期なのかもしれません。
7月
・アオシマの「双発小隊」シリーズ(旧イマイの双発機シリーズ)が発売開始。元々1970年代のモデルなので出来はそれなりでしたが、ラインナップが珍しくて面白いシリーズです。
8月
・ミニクラフト製品の値上げが代理店のプラッツから発表されました。この頃ぐらいから少しずつ1/144スケールキットや食玩の価格がアップして行き、今ではチョッと子供では手が出しにくい値段になってしまったかもしれません。
10月
・ドラゴンから「ドラゴン ウィングス ウォーバーズ」というダイキャスト製完成品のB-29が発売されました。5460円というのは当時、高級品と思いましたが、今では違和感がない……
12月
・カフェレオから「Jウィング監修MA シリーズ」が発売開始。1/144塗装済みモデルメーカーの一角として、(アルジャーノンプロダクト時代を含めて)
'12年までシリーズは継続します。
◇'06年
3月
・バンダイ「ウイングクラブコレクションL PART4」が発売され、これがシリーズ最後となります。店頭で見た感じでは売れ行きは悪くなかったように思うのですが、何か事情があったのでしょうか? よくわかりません。
・キリンの缶コーヒーに「歴史を変えたヒコーキたち」という名前の おまけ飛行機モデルが付いて発売されていました。この頃はコンビニ缶コーヒーに こういった おまけの付いているものが色々ありましたが、全機種1/144スケールを謳っているものは珍しかったですね。
4月
・エフトイズのヒット食玩「日本の翼コレクション」が発売。これはホントに嬉しくて買いまくりました。1機 368円で このクオリティのモデルが入手できたのは凄かったです。
6月
・ドラゴンから「Su-35&37」が発売されたのですが、全長で1/175ぐらいと随分小さいモデルで悪い意味で話題になってしまいました。
8月
・マイクロエースから「1/144 SCALE HG JETFIGHTER SERIES」というカルトグラフデカール付きの3機セットが発売。いずれも旧LSやオオタキ金型のモデルで、新規パーツが追加されている製品もあり、翌年にかけて20種類の製品がラインナップされていました。
12月
・ACEのキットが日本でも流通し始めました。ドイツレベルの新しめのキットと同じ金型&安価で、店頭で見つけると嬉しかったものです。