F-16C ファイティング・ファルコン
ブロック32 アグレッサー
F-16C Fighting Falcon Block32 Aggressor
'22 3/2 製作
US Air Force, F-16C Block 32, 86-0273.
64th AGRS / 57th Wing at Nellis AFB, Nevada
トランぺッターから '13年に発売された単座型のF-16で、
キット名は「F-16A/C Fighting Falcon Block15/30/32」。
デカールは3種類が入っており、米空軍アグレッサー、
米空軍機(こんな感じ)、
ノルウェー空軍機(こんな感じ)を選択可能。
エンジンノズルと垂直尾翼は2種類ずつ有って、
タイプごとに部品を選択する仕様なんですが、
どちらを選ぶか説明書に記述が何も無い!
トランぺッターは油断が出来ないな……
一応、パーツ選択一覧を書いておきますね。
タイプ | エンジンノズル | 垂直尾翼 |
F-16C Block 32 米空軍アグレッサー |
パーツNo. B6 (F100エンジン用) |
パーツNo. B2 (ドラッグシュート無し) |
F-16C Block 30 米空軍機 |
パーツNo. B7 (F110エンジン用) |
パーツNo. B2 (ドラッグシュート無し) |
F-16A Block 15 ノルウェー空軍機 |
パーツNo. B6 (F100エンジン用) |
パーツNo. B4 (ドラッグシュート付き) |
キットは着陸状態のみのモデルで、飛行姿勢は作れません。
・垂直尾翼基部が前に長い。
・脚庫扉が厚い。
などの難点も有りますが、キャノピーやインテークの形も良く、
なにより嵌め合わせが良くて組み立てやすいのはgood!
価格が発売当時2100円と小型の単座機としては
チョッと高い気もしましたが、良い製品だと思います。
今回は、ネバダ州ネリス空軍基地所属の
アグレッサー機を作ってみました。
”アークティック・スキーム”と呼ばれる
モノトーンの三色迷彩が特徴的です。
主翼のラインは白黒で色分けされたデカールが入っていますが、
これが塗装図の色と全然有っていない!
仕方なく線デカールを切り貼りして対応しました。
ホントにトランぺッターは油断が出来ないな……
また、水平尾翼上のラインは実機には無いような気がするんですが、
貼ってみたら結構カッコ良いので そのままにしてあります。
トランぺッターのキットは広い心を持って作ろう!!
キットに主翼パイロン×4 と主翼下増槽×2 は付属しますが、
武装パーツは何も付いていません。
今回はアグレッサー仕様ということで、
・AIM-9M(L)の訓練弾は、ドイツレベルのキットの余りを使用。
・ACMIポッドは、φ1mmプラ丸棒と洋白線から自作。
・センターパイロンは1mmプラ角棒から自作。
・ALQ-188ジャミングポッドは、φ2mmプラ丸棒と真鍮線から自作。
してみました。
(エフトイズ「ハイスペックシリーズ vol.1」のアグレッサー機には
これらのパーツが全部付いているんですが、
余分が入手出来ませんでした……
手に入るなら これをリペイントした方が早いですよ~)
エフトイズの「ハイスペックシリーズ vol.1 F-16」[写真奥左]、
ドイツレベルのキット(製品No. 03992の方)[写真奥右]と比較。
いずれもスタイルの良い製品で、現状F-16を作るとなると
これらの中からになるでしょうか。
エフトイズのアグレッサー機は同じ迷彩の機体ですが、
こちらはアラスカ州 アイルソン基地の所属機。
少しグレーが青みがかっているような気もします。
ドイツレベルのキットはチョッと作りにくい所も有りますが、
今のところトランぺッターより市場で入手しやすく、
価格も半分程度なのは良いポイントですね。