ジェネラル・ダイナミックス F-16XL
GENERAL DYNAMICS F-16XL

'11 10/15 製作

75-0749号機(単座型初号機) '82 7月


これも旧LSのキット。

この機体はF-16ファミリーの異端児で、
F-16Aにクランクド・アローウィングを
組み合わせて作られた試作戦闘攻撃機です。
F-16AのFSD(全規模開発機) 5号機から改造された単座の初号機で、
FSD 3号機から複座にされた2号機もあったとのこと。

実機はその後、F-15Eとの採用競争に敗れてしまい
幻の機体となってしまいました。
今となっては、この飛行機が
キット化されていること自体が凄いですね。



F-16は各社から色々なキットが発売されていますが、
バブルキャノピーやインテイクの形は このキットが一番良いです。
他社のキットにパーツの流用も考えたのですが、
パーツ割が異なったり微妙に大きさが違ったりして
チョッと使いにくいのは残念。

デカールは単座型の試作初号機のものが付属していますが、
試作機の派手な塗装は なかなか塗り分けが大変です。
特にMr.カラーのコバルトブルーは透けやすいですし……

また、胴体のブルーの縁の白線はデカールが付属しておらず、
これを塗装で綺麗に再現しようとするのは難易度が高いです。
私はプラッツの「Fw-190 D-9 ”JV44”」に付属した白線デカールを
使用しましたが、実機に比べると少し太いようです。



武装はサイドワインダー×2、AIM-120アムラーム×4、
MK-82爆弾×6と豊富に付属しています。
特に爆弾が「ウェポンセットA」と同数入っているので、
第3のウェポンセットとしても貴重ですね
(爆弾の形が同じMK-82でも微妙に違うのが
気になるかもしれませんが……)。

ただ、この機体のパイロンは16個もあるので、
爆弾満載にしようとすると他からコンバートが必要です。
実機では満載にされた写真が有るだけに、やってみたいところ(笑)
ちなみに上の写真では、同じキットを贅沢に
もう2つ使用しています。



エフトイズのF-16C(写真左)と比較。
F-16から改造されたとはいえ、これはもう別の機体です。

実際に、このXL型を「F-16E&F-16F」として量産する提案も
あったそうですので、架空の実戦配備機を想定して
塗装するのも面白いかもしれませんね。


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