アグレッサーズ F-5E VFC-111 & F-5F VFC-13
AGGRESSORS F-5E VFC-111 & F-5F VFC-13


寅年シリーズ第一弾! (F-5E/F 『タイガー』II なので。)

ドラゴンから '07年に発売された 2機セットで、
元々は '90年代のキットですが、金型がメンテナンスされて
モールドがシャープになっているようです。
サイドワインダーのパーツは新金型。

F-5E と F を 1機ずつ作製可能で、機首がシャークノーズになった
タイプ用のデカールが入っていますが、
通常型の細い機首のタイプとして作ることも出来ます。

なお、デカールになっている部隊は どちらも米海軍所属の為、
キット名称は『アドバーサリー』の方が良い気もするのですが……


'10 2/5 製作

F-5E, VFC-111


米海軍 111混成戦闘飛行隊「サンダウナーズ」の隊長機。
VFC-111は '06年にVFC-13から派生して発足した飛行隊です。
「サンダウナーズ」の名称と部隊マークを、
'95年に解隊したVF-111から引き継いでいるとのこと。

F-5Eは、機首と胴体パーツの合わせが悪くて隙間が広く、
シャークノーズパーツとの段差が大きいので、
綺麗に作るには結構 手間の掛かるキット。
ノーズは削りまくりで、あまり原形を保っていません(笑)

また、主翼下面にはパイロン取り付け用の孔が開いていますが、
パイロンのパーツは入っていないので埋める必要があります。

他に、組み立て図でインテイクのパーツは
指定が逆になっているで注意!

さらに 最近のドラゴンキットでは良くあるのですが、塗装指定が
いいかげん(機体色にクレオスの「スモークグレー」を使え など)。
今回は箱絵を参考にして適当に塗っています。

あと、機銃と ピトー管は 0.2mm洋白線で追加しています。



'10 2/8 製作

F-5F, VFC-13


こちらは複座のF型。 F型をモデル化しているのは現在のところ
ドラゴンのキットのみですので、貴重な存在です。

この機体は、ロシア機を模した赤い星と
機番のマーキングが施されています。

海軍予備役飛行隊VFC-13は '96年までF/A-18Aを装備して
NASミラマーをホームベースとしていましたが、
VFA-127の閉隊により装備機(F-5E×16機とF-5F×3機)と
アドバーサリー任務を引き継ぐと共に
ネバダ州ファロン基地に移ったとのことです。



こちらのキットは、機首を切断してシャークノーズのパーツを取り付ける
必要があるのですが、切断位置が非常にわかりづらいです。

組立図を信用してモールドに沿って切ると、
写真右の様に全然合わないので要注意!
写真左ぐらいの位置だと良いようです。
(パッケージ横の写真も参考になります。)

また、F型はキャノピーのパーツも非常に合いが悪いです。



デメテルの「エリア88」(写真左)、エフトイズの
「アクロチームコレクション2」(写真右)と比較。
デメテルは機首の細い通常型、エフトイズはシャークノーズです。

ドイツレベルのキットもシャークノーズなので、どちらのタイプも
作ることが出来るドラゴンのキットは有用ですね。



手前の車両は、左から NAS EPU トラクター、
酸素/窒素カート、ユーティリティーカート。
箱の解説によれば、「ボーナスアイテム」(笑)だそうです。
トラクターにはハンドルが付いていなかったので、
真鍮線で追加してみました。

また、背景に敷いてあるのは付属のミニジオラマベースで、
ボール紙に飛行場風の化粧印刷が施されているものです。
ただ、表面がツヤツヤで写真の様に
映り込みが目立ってしまっていますね。
雨上がりの飛行場の雰囲気、と好意的に解釈しましょうか?



◇今回の楽しいドラゴン語(ドラゴソ語と言うらしい) [ ( )内は日本語訳]

・ブラウソ (ブラウン)   ・ツルバー (シルバー)   ・オレソズ (オレンジ)
オレソズは狙ってやってるとしか思えん……


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