ウイングキットコレクション VS11
エフトイズ
1. F-86セイバー
F-86Eとカナディアセイバーは、従来の このスケールではオズモッズ(OzMods)の
インジェクションキットぐらいで、食玩では初のモデル化です。
F-86F-20型以前の初期型の主翼と、翼端が延長された
F-86F-40型の主翼が作り分けられているのは良いですね。
また、機首の機銃口パネルが別パーツになっているのは
変わった試みですね。
塗り分けがし易いようになっているのでしょうか?
1-A. F-86F 中華民国空軍 第2連隊 第11大隊 132号機
中華民国(台湾)空軍 所属機で、F-86F-40型もしくは
-40型相当の主翼に改修された機体のようで、
1-B、C、Dとは付属する主翼パーツが異なっています。
中華民国空軍のF-86Fは、1958年の金門砲戦で
中華人民共和国のMiG-17F(J-5)をサイドワインダーによって撃墜
(世界初の空対空ミサイルによる撃墜)しているとのこと。
他に、357号機と368号機の機番デカールが付属しています。
1-B. F-86E アメリカ空軍 第335戦闘迎撃飛行隊
クリフォード・D・ジョリー大尉 搭乗機 ”Jolley Roger”
こちらは朝鮮戦争に参加した、F-86E型の機体。
この機体は後にジョー・ロマック少尉も使用し、
この時には”Patricia II”の名前が付けられたそうです。
こちらは「リリパットエアフォース」から別売りデカールが発売されていますね。
他に、第336戦闘迎撃飛行隊 ロビンソン・ライズナー大尉 搭乗機
”Ohio Mike” のデカールが付属しています。
1-C. セイバーF Mk.4 イギリス空軍 第4飛行隊
こちらはカナダのカナディア社でライセンス生産された機体で、
カナディアセイバーとも呼ばれます。
セイバーF Mk.4は、イギリス向けに製造された
F-86E-10型相当のタイプとのことで、
主に西ドイツ駐留部隊で使用されたそうです。
他に、第92飛行隊 所属機のデカールが付属しています。
1-D. セイバー Mk.2 カナダ空軍 ファイアボールズ 450号機
こちらもカナディアセイバーで、F-86E-1型相当のタイプ。
ファイアボールズは1954年の1年間のみ活動したアクロチームで、
4機のセイバーによって編成されていたそうです。
他に、同飛行隊 415号機と434号機の機番デカールが付属しています。