陸軍 一式戦闘機 隼 I型
HAYABUSA Ki43-I ”Oscar”
'19年 11月に発売された、プラッツの新キット。
決して悪い出来ではないんですが、
プラッツ&ベゴの従来製品のようなシャープさも無い……
このパーツの雰囲気からすると、エフトイズ製かもしれません。
デカールはカルトグラフ製で、4機分。2機セット。
'19 12/2 製作
飛行第50戦隊 第3中隊 穴吹智 軍曹乗機 昭和17年末 ビルマ
50th Hiko-Sentai 3rd Chutai Sgt. Satoru Anabuki 1942 Burma
総スコア39機のうち隼で33機を撃墜した「隼のトップエース」である
穴吹軍曹が、「吹雪」号と名付けた機体です。
垂直尾翼に9個の撃墜マークが記入されていることから、
1943年 1月14日にアキャブ北方のインデン上空で
ハリケーンを撃墜(隼での9機目のスコア)した頃の姿かもしれません。
飛行第50戦隊は胴体後部に電光マークを記入しており、
第3中隊は白色でした。
キット付属のデカールを使用しましたが、日の丸の赤が
カルトグラフ製にしては珍しく かなり鮮やかな色ですね。
また、チョッとサイズも大きいように感じます。
飛行第64戦隊長 加藤建夫 少佐乗機 昭和17年春 ビルマ
64th Hiko-Sentai Commander Maj. Tateo Kato 1942 Burma
「加藤隼戦闘隊」の名で、映画や歌でも有名な加藤隊長の機体です。
加藤少佐は1941年 4月に戦隊長に就任。
1942年 3月中旬にはビルマ戦線に移動し、5月22日に戦死するまで
常に先頭に立って出撃を続けました。
飛行第64戦隊のマークは「64」の図案化にもなっている矢印で、
戦隊長機のみ白にコバルトブルーの縁取りがされていました。
この機体は「世界の傑作機 No.65」の表紙にも描かれていますね。
キット付属の胴体帯デカールは妙に長いので、
下面の分を切り分けた方が貼り安いと思います。
また、主翼の日の丸はSWEETの「零戦52型 日の丸デカール」を使用しましたが、
色&大きさ共に付属のものより良い雰囲気な気がします。
私の買った製品では、組み立て図には記載されている排気管が無い……
パーツの湯回り不良なのでしょうか(でも、2機分の左右合わせて4つともなんですが。)?
これって私だけですかね?
仕方ないので排気管はエポキシパテで適当に こしらえています。
[追記]
私の他にも排気管が全て欠損していた方が いらっしゃるそうです。
ただ、プラッツのカスタマーサービスに その旨をメールしたところ、
排気管の付いたパーツが送られて来たとのことです。
(遅塚さん、情報ありがとうございました。)
こちらが正常なパーツの写真。
ただ、プラッツも せっかくメーカー公式サイトやtwitterが有るんだから、
これぐらいの情報は発信すればよいのに……
バンダイの「ウイングクラブコレクション L」(写真手前)と比較。
WCC L よりカウリングや胴体が若干細い感じで、
プラッツの方が隼らしいスマートさが出ているような気がします。
ただ、主脚扉下端が外側に開く特徴が再現されているなど、
WCC L の方が良く出来ている所も有るのは面白いところ。