ウイングキットコレクション vol.4 WW II 日・独・英機編
エフトイズ

1. 1式戦闘機 隼

今回の隼は、集合排気管が後方へ吹き出す推力式になった
2型の後期後型(2型乙)のようです。
マイクロエース(旧LS)のキットは後期前型の為、1/144スケールでの
後期後型のモデル化はキット・食玩通じて初ではないでしょうか。

燃料冷却器や尾輪のパーツは細かいので紛失に注意!


A. 隼2型(後期型) 熊谷陸軍飛行学校 防空戦闘機隊
昭和19年 熊谷飛行場(埼玉県)

こちらは全面無塗装の機体。

日の丸の周囲に白帯が付いており、教官によって
本土防空任務にも用いられた機体だそうです。
実機の写真を見ると、アンテナ支柱は
黒に塗られていたみたいです。

同部隊は他に、垂直尾翼の赤帯が無い機体と
赤帯2本の機体のデカールも付属しています。



A. 隼2型(後期型) 鉾田陸軍飛行学校

こちらも教官によって本土防空任務に用いられた機体だそうです。

他に、飛行第71戦隊所属機のデカールが付属しています。



B. 隼2型(後期型) 飛行第77戦隊 第2中隊長 松尾義英 大尉 乗機
昭和19年 ニューギニア島 ホランディア飛行場

こちらはマダラ迷彩の機体。
飛行第77戦隊は昭和18年 夏から隼を使用しており、
部隊マークは「7」を図案化した矢印とのこと。

他に、飛行第54戦隊 第2中隊所属機と
飛行第33戦隊 第1中隊長機のデカールが付属しています。

なお、飛行第54戦隊 第2中隊所属機にする場合、水平尾翼のパーツを
付ける前にデカールを貼らないといけないので注意が必要です。



C. 隼2型(後期型) 飛行第248戦隊 第1中隊 1944年 ホランディア飛行場

こちらは暗緑色迷彩の機体。
この機体は、飛行第248戦隊の根拠基地であったニューギニア島のホランディア
(現インドネシアのジャヤプラ)に破損されて放置された写真が残されています。

飛行第248戦隊は昭和17年12月から隼を使用したとのことです。
垂直尾翼の部隊マークは、分岐が2、4、8と増えていくことで
「248」を表わしているのでしょうか?

[追記]
部隊マークは、編成地の芦屋(雁の巣)に ちなんで芦の葉を図案化したもので、
やはり分岐の数で「248」を示しているそうです。



C. 隼2型(後期型) 飛行第63戦隊 第1中隊 昭和19年 ニューギニア島

飛行第63戦隊は昭和18年 7月以降に隼を使用し、
ニューギニア戦線で激戦を繰り広げた部隊だそうです。
部隊マークは「63」の図案化とのこと。

他に、飛行第64戦隊 第3中隊所属機のデカールが付属しています。


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