大型機コレクション2
ATTACK BOMBER COLLECTION
エフトイズ
1. 四式重爆撃機 飛龍
モデルは12.7mm砲を4門装備した一型甲のようですが、
付属の解説書には「12.7mm機関砲×3」と書いてあって良く分からないです。
(側方左右の12.7mm砲はパーツ化されていません。)
a. 飛行第7戦隊 第2中隊 所属機 台湾
こちらは暗褐色迷彩の機体。
魚雷のパーツが付属しており、爆弾倉を開けて搭載することが可能です。
他に第3中隊 所属機のデカールが付属しています。
なかなか良い出来のモデルで、機首の風防枠の
塗装も細かく再現されています。
機体前後の機銃パーツを破損しないように注意!
飛行第7戦隊は、98戦隊と共に海軍の指揮下に入って行動した
異色の陸軍雷撃隊として知られています。
昭和19年11月頃にはルソン島に来襲した
米機動部隊に対して夜間攻撃も行ったとのこと。
飛行第7戦隊の部隊マークが「7-XX」の
数字になったのは、昭和19年の秋頃。
方向舵のタブは第1中隊:白、第2中隊:赤、第3中隊:黄に塗られていました。
この「7-56」号機は、フィリピン作戦参加後に昭和19年12月には宮崎に帰還、
同月中旬にサイパン島攻撃を目的として千葉県 香取基地に移動した時の
写真が残されています。
また、飛行第7戦隊や98戦隊の雷撃機型の機体は、
海軍側の強い希望によりスピナ先端の始動用フックは取り外されていたそうです。
(上の写真では そのまま……)
b. 浜松教導飛行師団 所属機
こちらは緑系迷彩の機体。
こっちのモデルは爆弾倉を閉じる指定になっています。
胴体上部の機銃座パーツは、カバー内を少し削ってやるとピッタリ嵌るようです。
また、主翼下に小穴が開いているのが気になりましたが、
どうやらシークレットの機体のみ ここに翼下増槽を搭載するみたいです。
浜松教導飛行師団は昭和19年 6月に浜松陸軍飛行学校から改編されて
生まれた部隊で、サイパン島や硫黄島の米軍攻撃にも従事したそうです。
部隊標識は飛行学校時代から使用されていたもので、
「ハマヒ」の文字が図案化されています。
この「715」号機は、群馬・薮塚飛行場にて爆撃 or 自爆で
残骸となった写真が残されている機体です。
デカールは この715号機のみ。
他に、機首に75mm砲を搭載した「キ109 特殊防空戦闘機」が
ラインナップされており、付属パーツが一部異なっています。