ホーカー ハリケーン MK1 ファブリック ウイング タイプ
HAWKER HURRICANE MK1 FABRIC WING TYPE


'01年頃に発売されたキットで、SWEETでは
「マッキ MC.200」の次にあたる初期の製品。
ハリケーン MK1 のうちでも
主翼外翼が羽布張りになっている初期タイプです。

キットパーツはグレー成型と透明成型のものが 1機ずつ入っており、
1つのランナーの中にキャノピーを 2個付けることで
透明のキャノピーパーツを 2つ用意するという
アイデアが採用されていました。

ただ、透明パーツの機体の方は塗装し難いとか
部品が折れやすいとかのデメリットがある様で、次弾の
「FM-2 ワイルドキャット」からは この方式は廃止されています。

また、この製品では塗装&デカール添付図も白黒で
チョッと分かりにくいのが難点ですが、
デカールが8種類と豊富に付属しているのは嬉しい!

排気管とプロペラは それぞれ 2種類のパーツが有り、
機体ごとに選択して使用することができます。


'20 4/16 製作

ベルギー空軍 第2戦闘機連隊 第1大隊 第2中隊所属
1940年 5月 シャッフェン基地

BELGIUM AIR FORCE (Escadrille 2/1/2) MAY 1940 at Schaffen


ワッツ木製 2枚プロペラを装備した生産当初のタイプの機体です。
胴体国籍マークの横に描かれているのは
アザミの紋章でしょうか?

ベルギー空軍のハリケーンは、1940年 5月のドイツ空軍による急襲で
ほとんどが地上破壊されてしまったそうです。

付属の国籍マークデカールはサイズが違ったのか、
訂正マークが入っているので
間違えて使用しない様に気を付けましょう。



フィンランド空軍 第32戦隊所属 1941年 夏 インモラ基地
FINNISH AIR FORCE (LeLv32) SUMMER 1941 at Immola


こちらは 2段可変ピッチ金属製デ・ハビランド 3枚プロペラに
換装され、最高速度が向上したタイプの機体。

フィンランド空軍のハリケーンは、ソ連との「継続戦争」に
実働 6機程度が参加したそうですが、
めざましい戦果は挙げられなかったとのことです。

こちらの機体も訂正マークのデカール入り。



ルーマニア空軍 第53飛行隊所属
1941年 6月 コンスタンツァ ママイア飛行場
ホリア アガリーチ 中尉 乗機

RUMANIAN AIR FORCE No.53 SQUADRON JUNE 1941 at Mamaia
Pilot : Lieutenant Horia Agarici


1941年 6月23日に 3機のソ連爆撃機(SB-3)を
撃墜したアガリーチ中尉の機体です。

なかなか派手で魅力的な塗装の機体ですが、
黄色の部分はデカールの色に合わせて
もう少しオレンジっぽくした方が良かったかな……



イギリス空軍 第151飛行隊所属 (L1768) GG◎K
1939年 5月 ノースウィールド基地 (イギリス)

RAF No.151 SQUADRON (L1768) GG◎K
MAY 1939 at North Weald (ENGLAND)


多孔式「腎臓型」排気管を装備した初期のハリケーンです。



機体下面は白と黒に左右で 2分して塗分けられ、
シリアルNo.が描かれた面白いマーキング。
これが開戦前の基本的な塗装パターンだそうです。


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