アメリカ陸軍戦闘機 ベル P-63-A キングコブラ
U.S. ARMY BELL P-63-A KING COBRA

'13 1/26 製作

旧イッコーのキット。

P-39 エアラコブラのエンジンを 2段スーパーチャージャー付きの
高出力なものにパワーアップした機体。
他のレシプロ戦闘機とは異なった外形が魅力的ですね。
何故 P-39でなくて こちらがモデル化されたのかは謎ですが、
今となっては却って貴重です。
(今後 食玩で出ることは さすがに無いでしょうし……)

モデルは着地姿勢と飛行姿勢を選択可能。
飛行姿勢用のスタンドも付属します。

着地姿勢で作る場合は、前脚を左右の胴体パーツで
挟みこむ変わった組み立て方。
ただ、前脚が短くて後脚が長いので、着地の3点姿勢が
前に つんのめったようになってしまいます
(私は後脚の丈を短縮してバランスをとってみました。)。
また、機首にオモリを詰めても尻餅を付いてしまうようですね。

元々は古いキットだけに各パーツの段差は大きいです。
ただ、胴体と主翼やキャノピーの合わせが良かったのはチョッと驚き。

水平尾翼は前半部分を胴体パーツで挟み込み、
後半部分は左右それぞれをイモ付けするという妙な分割になっています。
瞬間接着剤などで組み立てる方が良いかもしれません。

主翼の下にはガンポッドらしきものも再現されていますが、
機銃は主翼に付いていたので、切り飛ばして真鍮線に交換してみました。
また、主翼下に謎の穴が開いており、ここに増槽を付けるみたいです。
(ただしイモ付け。)

コクピット内は再現されていませんが、一応 穴は開いているので
内部を作りこむことも可能ですね。(そんな勇者がいればですが……)

デカールは米陸軍仕様で、機体番号と国籍マークのみが付属します。



エフトイズ「ウイングキットコレクション vol.7」のP-39Q(写真左)と比較。
P-39とはエンジン以外にも主翼が改設計されているそうです。

なお、箱の横に書かれている解説には「総生産数は9558」とあるんですが、
これはP-39の生産数で(笑)、キングコブラの生産数は3303機とのことです。

「キングコブラ」ということで、巳年シリーズ第2弾です。


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