日本海軍局地戦闘機 雷電21型 J2M3

MITSUBISHI INTERCEPTER FIGHTER
"RAIDEN" 「JACK」

'09 1/24 製作

台南航空隊 所属機 台湾・台南基地


鍾馗との 2機セット。
'95年に戦後50周年にあわせて発売されたキットで、
デカールの違う 4種類の製品が存在します。
今回作製したのはシリーズNo.「2」のもの。

フジミの雷電は、コクピット内が計器盤まで再現されていたり
増槽パーツが付属したりするなどの良い所も有るのですが、
排気管が省略されていたり脚部が一体成型で
厚ぼったかったりという欠点も目立ちます。

また、機首先端が機体と別パーツになっていて
プロペラを取り付けてから嵌める仕様なのですが、
接続部で段差が出来ることや プロペラが邪魔で
塗装が しにくいなどの難点が有ります。



デカールは台南空と 352空の青木義博 中尉機のものが付属しており、
デザインが派手な上に発色も良いのは嬉しいところ。

ただ、日の丸が 2枚重ね なのは良いとして、
機番は数字デカールをバラ打ちする必要がある
(しかも予備が無いので失敗できない!)のは面倒ですね。

写真の機が所属した台南空は昭和18年 4月に開隊した 2代目で、
台南基地に配備された雷電は この「タイ-101」 1機だけ
なのだそうです(世界の傑作機No.61より)。

ただ、この機体は私の知る限り稲妻マークの描かれた写真は
見たことが無いのですが、実際のところはどうなのでしょう?
この機は主に青木中尉が搭乗していたとのことですので、
352空の有名な機体のイメージを基にしたものなのでしょうか。



ウイングクラブコレクションL3 (写真手前左)、
マイクロエース (写真手前右)と比較。
フジミは胴体が太くて可愛らしいスタイルをしています。

最新のウイングクラブコレクションが良い出来なのは別として、
さらに20年近く昔のマイクロエースに劣る部分があるのは
少々いかがなものでしょうか。

ちなみに、現在この中で一番入手しやすいのは
フジミのキットです……


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