日本海軍 局地戦闘機 紫電改 (初期型)
Shiden-Kai N1K2-J "George" Early Version


'20年 5月に発売された、製品No.「PDR-19」のキットです。
2機セット。

'07年 6月に発売された、製品No.「PD-11]の
「局地戦闘機 紫電改 (初期型)」とパーツは同じものなんですが、
デカールはカルトグラフ製では なくなっていますね。


'20 7/2 製作

紫電二一型 試作1号機 1944年12月 川西鳴尾工場
N1K2-J First Prototype Dec. 1945 KAWANISHI Factory (原文ママ)


製造番号91の数字が尾翼に記入された、試作1号機。
「世界の傑作機 No.53」には、1944年春ごろに撮影されたとされる
写真が掲載されていますね。

全面橙黄色、アンテナ支柱無し、
機関砲無し、増槽無しなどが この機体の特徴。

また、本当は排気管の配置が量産型の機体とは少し異なっているんですが、
修正せずに そのまま作った「なんちゃってモデル」です。



デカールは製品No.「PD-11]と同じ 6機分が付属していますが、
デザインは若干変更されています。
(B343-03号機の胴体白帯が斜め線からクサビ状の線に変わっている。)

どこの国で印刷されたものなのかは不明ですが、
カルトグラフ製に比べて印刷のドットが少し荒い
(特に黄橙色の文字で顕著)のが難点ですね。

ちなみに、'18年に発売された「紫電改(後期型)」と
今年 発売された「紫電改(後期型) ’第343海軍航空隊’」では
デカールは従来通りカルトグラフ製のものです。
(箱絵に「カルトグラフデカール」と明記されている。)



'20 7/6 製作

試製 紫電三二型(紫電改三) 川西 鳴尾工場 1945年 1月
N1K4-J KAWANISHI Factory Jan. 1945


こちらは紫電改の初期型から改造された、
武装強化&エンジン換装型の三二型。
尾翼には製造番号「517」番と、
「油谷班」の文字(機体整備班名?)が記入されています。

機首には13mm機銃×2挺が追加されている為、
カウリングパーツ上部をケガキ針で何度も なぞって溝を彫ってみました。
他に、主翼の機関砲無し、増槽無しなども この機体の特徴です。

また、実機はエンジン取り付け架が延長されて
排気管後方のエア・スリットが 2列になっているそうですが、
そこは修正せずに そのまま作った「なんちゃってモデル」です。



初期型(写真上)と後期型(写真下)の垂直尾翼を比較。

このキットでは後期型の胴体パーツと初期型の垂直尾翼パーツが入っており、
後期型の尾翼部分をデザインナイフ等で切り取ってから
初期型パーツを繋げる工程が必要です。

ただ、胴体パーツ内側に切り取りラインがモールドされているので、
作業自体は簡単&奇麗に出来ると思いますよ。


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