WW II ウォーバードコレクション   エフトイズ

1. 艦上爆撃機 彗星

a. 彗星一一型 第523航空隊 「鷹-2」号機
昭和18年11月〜昭和19年 1月 千葉県 香取基地

こちらは液冷エンジンの一一型。
一一型の生産46号機以降で見られる、眼鏡式の
2式1号射爆照準器 1型が取り付けられたタイプの機体です。
(「軍用機メカ・シリーズ11 彗星/九九艦爆」のように、
この機体を一二型とする資料も有るようです。)

このモデルはスピナーがグラグラしていて
カッコ悪かったので、接着してしまっています。

第523海軍航空隊は別名「鷹」部隊とも呼ばれており、
この「鷹-2」号機は大破した状態で米軍に捕獲された機体です。
日の丸に白フチが付いていたのは昭和19年 2月のマリアナ(テニアン島)
進出以前で、進出の前後に暗緑色で塗り潰されたとのこと。

他に、第503航空隊 特設攻撃第107飛行隊のデカールと
機番換え用の数字デカールが付属しています。
ちなみに昔、テレビ番組で復元の模様が放映された靖国神社の展示機は
尾翼のマーキングが「鷹-13」なので、おまけの数字デカールで作れそうですね。
(他に、「鷹-3」、「鷹-21」、「鷹-29」などの機体が確認されているそうです。)



b. 彗星三三型 第252航空隊 攻撃第3飛行隊
昭和20年(1945年) 千葉県 香取基地

こちらは空冷エンジンの三三型。
少し高くなって増積された垂直尾翼、固定式になった尾輪、
廃止された着艦フックなどの特徴も
ちゃんと一一型のモデルと作り分けられていますね。

垂直尾翼に Z旗が描かれた252空の機体です。

こちらは翼下の増槽パーツが付いていませんが、確か昔の
エフトイズのサイトでは『三三型では増槽の搭載例が少ない為、
パーツを付けないように変更した』ようなことが記述されていました。



b. 彗星三三型 第601航空隊 攻撃第1飛行隊
昭和20年(1945年) 茨城県 百里原基地

こちらは終戦直後、新型機の写真を米側に提出する為に撮影された機体。
胴体日の丸の横に、空母を爆弾が貫くマークが描かれています。
このマークは、沖縄戦の昭和20年 4月7日に第1国分基地から出撃して機動部隊を攻撃し、
未帰還となった飛行隊長・国安 昇 大尉 指揮の11機を記念した印と推測されるとのことです。

(「軍用機メカ・シリーズ11 彗星/九九艦爆」には第601航空隊 攻撃第3飛行隊 所属で
愛知県・挙母基地とありますが、どっちでしょ?)


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