ウイングキットコレクション VS10
エフトイズ
1. 艦上攻撃機 天山12型
このスケールでは結構モデルに恵まれている天山攻撃機ですが、
カフェレオの「イフ 歴史に もしも は禁(以下略)」と比べても、
全体的にバランスの取れたスッキリしたモールドは良い感じ。
ただ、垂直尾翼が妙に厚いのは何故でしょう?
胴体側面の後下方銃座 明かり取り窓や胴体下面の爆撃照準窓が
透明パーツで再現されているのはgood!
また、面白いマーキングのデカールが多いのも良いですね。
キャノピーのパーツは どうもハメがキツイようなので、
右側全部と左前側のツメを取ってしまって
接着剤で固定した方が綺麗に作製できるみたいです。
1-A. 第551海軍航空隊 攻撃251飛行隊
飛行隊長 肥田真幸 大尉 搭乗機 1944年 3月~ トラック諸島
著書「青春 天山雷撃隊 ヒゲのサムライ奮戦記」でも知られる、肥田大尉の搭乗機。
この頃の551空は指揮官機標識に斜め帯を使用していました。
肥田大尉はブラウン環礁上空で遭遇するPBY哨戒機を迎撃するため、
天山の後部銃を零戦から外した20mm砲に換装
(針金で括り付けて固定したそうです!)して出撃した事が有るそうです。
結局、双方の痛み分けに終わり、互いに挨拶代わりのバンクを振って別れたとのこと。
他に、第601海軍航空隊 攻撃第262飛行隊
「601-19」号機 (これも指揮官機)のデカールが付属しています。
1-B. 海軍航空技術廠 「コ-B6-11」号機
天山12型のテスト機として使用された機体。
排気管を集合排気管から単排気管へ改造されたり、
レーダーアンテナを装備されたりと色々な改修を施された写真が残されています。
他に、第131海軍航空隊 攻撃第254飛行隊
「131-32」号機のデカールが付属しています。
1-C. 第752海軍航空隊 攻撃第256飛行隊 「52-10」号機 千葉県・横芝基地
訓練時の確認用に、胴体日の丸の中にも機番を記入した機体です。
他に、第210海軍航空隊 「210-318」号機 (この機体)のデカールが付属しています。
1-D. 第653海軍航空隊 攻撃第263飛行隊 1944年 空母瑞鶴 所属機
胴体日の丸に描かれた「中」の文字は、
訓練時に搭乗員の名前の頭文字を記入したものでしょうか?
他に、第601海軍航空隊 攻撃第254飛行隊
「601-35」号機のデカールが付属しています。