双発機コレクション2 双発夜戦
TWIN-ENGINE AIRCRAFT COLLECTION 3 エフトイズ
2. 屠龍 二式複座戦闘機 屠龍
モデルは丙型、丁型ともに生産前期の集合排気管を装備したタイプです。
a. キ45改丁 飛行第53戦隊 第3中隊 所属機
昭和20年 千葉県 松戸飛行場
こちらは、機首がスマートで
20mm上向き砲を装備している丁型の機体。
マダラの迷彩と本土防空隊識別帯がカッコ良いです。
ピトー管が少し太く見えるのは残念ですね。
飛行53戦隊は、昭和19年 3月23日の編成当初から
屠竜のみを装備した唯一の飛行戦隊で、
夜間の活動を主体にして「ふくろう部隊」とも呼ばれました。
部隊マークは「53」の図案化だそうです。
a. キ45改丁 飛行第53戦隊 第3震天制空隊 所属機
昭和20年 千葉県 松戸飛行場
第3震天制空隊は昭和19年11月に編成された
空対空特攻専門の部隊で、
胴体側面に「かぶら矢」が描かれた派手なマーキングです。
軽量化の為、アンテナ支柱と機関砲
(他に防弾鋼板や無線機も)は撤去されています。
b. キ45改丙 飛行第21戦隊 第1中隊 所属機
昭和18年 スマトラ島 パレンバン飛行場
こちらは、丸い機首から 37mm砲の砲身が突出している
丙型 初期生産型の機体。
丙型の方には機番換え用の数字デカールが付属しています。
飛行第21戦隊は昭和18年 7月に屠竜丙型を受領し、
ビルマのミンガラドン飛行場に派遣された機体は
B-24を撃墜もしているそうです。
部隊マークは「21」の図案化(二+一?)とのこと。