零戦 21型   ZERO FIGHTER (A6M2b)


2機セットで、デカールは陸上基地所属機のものが
ラバウル航空隊を中心に 11種類も入っています。
[このキット付属のデカール使用例]

繊細な出来の、歴史に残る傑作キットです。


'08 8/12 製作

鹿屋航空隊、ラバウル、S17年4月〜9月
Kanoya Flying Group, Fighter Squadron Rabaul, Apr.,〜Sept., 1942


垂直尾翼のマーキングがカッコ良い、
鹿屋空の報国556”第三水産千葉号”。
この機はアンテナを撤去していないタイプ。



'04 5/5 製作

台南航空隊、有田義助 2飛曹搭乗機、
バリ島/デンパサール、S17年2月

Tainan Flying Group, NAP 2/C Arita,
Bari, Den Pasar, February, 1942


台南空の報国第439号”第六大林組号”。
この機はアンテナを撤去したタイプ。



台南航空隊、坂井三郎 1飛曹搭乗機、S17年8月7日
Tainan Flying Group, NAP 1/C S.Sakai, 7 Aug., 1942


この方の著書「大空のサムライ」は子供の頃に読みました。
藤岡弘、氏 主演で映画にもなっています。
S17年8月7日とは、ガダルカナル上空でSBDの反撃を食らった後、
奇跡的に単独ラバウルまで生還した
有名なエピソードの時のものです。

コクピットにウイングクラブコレクション(WCC)付属のパイロットを
乗せてみましたが、あまり良く見えませんね。


['20年 追記]
この日に坂井氏が搭乗した零戦の機番については諸説あるようで、
'12年 5月に発売されたSWEETデカールNo.14
「零戦21型 坂井三郎 一飛曹 搭乗機」では「V-103」号機、
'16年 5月に発売されたSWEETのキット「零戦21型 台南航空隊」では
「V-128」号機と推定したデカールが入っていますね。

また、同じく「零戦21型 台南航空隊」では「V-138」号機は
胴体帯が 2本になって、同日の「笹井醇一 中尉 搭乗機」
としてデカール化されているのは面白いところです。



WCC2の52型と比較。こうして比べると
21型は機首がスマートでかっこいいですね。
戦史でも強いし。単色で塗装も楽だし。


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