零戦21型 台南航空隊
ZERO FIGHTER A6M2b
TAINAN AIR Group (RABAUL 1942)
SWEETから '16年に発売された、「零戦21型」のデカール換えキット。
昭和17年以降にラバウル&ラエ基地へ展開された
機体がラインナップされています。
'21 5/5 製作
V-110 報国-500 (第七愛婦東京號)
昭和18年 9月 ラエ基地にて捕獲
V-110 HOUKOKU-500 September 1943
Lae AB. Captured by U.S. Army
昭和17年 4月28日の迎撃戦で被弾・不時着した
前田 三飛曹機(これもV-110)の補充機だそうです。
台南空 所属機では、機番号「1」の頭の所のツメが
上向きに描かれているのが特徴とのことで、
今回のデカールでも これが こだわりとして再現されています。
V-128 坂井三郎 一飛曹 搭乗機
昭和17年 8月7日 ラバウル東飛行場
V-128 Flown by Saburou Sakai 7 August 1942 RABAUL
「大空のサムライ」で有名な坂井 一飛曹が、
ガダルカナルから奇跡の生還を果たした時の機体です。
この時の機番は、「V-103」、「V-128」、
「V-138」、「V-173」などの諸説が有ります。
「ウイングクラブコレクション パート1」のシークレット塗装も
この「V-128」号機でしたね。
この時の胴体帯は青でなく黒、
尾翼の小隊長標識は白でなく赤との説も有るそうで、
両方のデカールが収録されています。
今回は黒&赤バージョンを貼ってみました。
V-1XX (機番不明) 報国-535 (鍛造林號)
昭和17年 6月頃 ラバウル東飛行場
V-1XX (Code No. unknown) HOUKOKU-535 June 1942 RABAUL
機番の不明な機体ですが「V-158」という説も有るようで、
「58」に組まれた数字デカールも付属しています。
昭和17年 6月ということで、まだ東部ニューギニア航空作戦や
前進基地(ラエ、ブナ)での迎撃戦に従事していた頃でしょうか。
[おまけのマニアック情報]
台南空の「V-158」号機というと、映画「永遠の0」で
小山三飛曹(演じたのはKAT-TUNの上田竜也氏)の搭乗機として
ガダルカナル戦に参加もしていましたね。
胴体や垂直尾翼の帯が無い仕様でしたが……
このキットには他に、
・V-138 笹井醇一 中尉 搭乗機
・V-171 報国-550号機
・V-110 前田芳光 三飛曹 搭乗機
・V-153号機
・V-179 報国-490号機 (SWEET「零戦21型」にも付属したこの機体)
のデカールが付属しています。
機番替え用の数字デカールが有るのも嬉しいですね。