零戦52型/52型甲
ZERO FIGHTER (A6M5 Model 52 / A6M5a Model 52a)
'09年末に発売された、SWEETの新キット。箱絵は大西将美氏。
キットは 2機入りで主翼と胴体は新金型。
52型と52型甲とで主翼、機関砲、増槽が別パーツで用意されており、
選択して作ることが出来るコンボキットです。
52型丙の時と異なり、主翼と胴体パーツの合わせは
とても良くなっています。
デカールは全て三菱製の機体のもの。
52型が 8種類、52型甲が 3種類と沢山入っています。
'25 4/14 製作
第652海軍航空隊 空母 隼鷹 搭載機 320-71 (零戦52型甲)
昭和19年 5月 フィリピン・タウイタウイ
652nd Flying Group boaded on the A.C. carrier Jyunyo
May 1944 Philippines Tawitawi (A6M5a)
マリアナ沖海戦前、第一機動艦隊が
タウイタウイ泊地に集結していた頃の機体。
652空はマリアナ沖海戦での損失により
7月には解隊してしまいます。
今回、カウリングと胴体パーツの隙間を
糸状に細切りしたプラ板で塞いでみました。
出来の良いSWEETのキットだけに ここが気になっていたので、
手間はかかりますが仕上がりが良さげに見えます。
'10 9/2 製作
第261海軍航空隊 61-108 (零戦52型)
昭和19年 6月 マリアナ諸島・サイパン島 第1飛行場
261st Flying Group
19 June 1944 Mariana IS. Saipan Island (A6M5)
通称「虎部隊」と呼ばれた261空の機体。
垂直尾翼の機番が珍しい字体で描かれています。
寅年シリーズ第三弾です。
'10 1/6 製作
第253海軍航空隊 岩本徹三 飛曹長 搭乗 53-104 (零戦52型)
昭和19年 2月 ニューブリテン島 ラバウル・トベラ基地
253rd Flying Group pilot-W.O. Tetsuzo Iwamoto
February 1944 New Britain Island, Rabaul Tobera AB (A6M5)
桜の撃墜マークで有名な岩本飛曹長の機体。
パッケージの解説によれば、胴体に描かれた白帯は
御本人の直筆イラストを参考にした新考証とのことです。
第343航空隊 (初代・隼) 43-188 尾崎伸也 大尉 搭乗
航空自衛隊 浜松広報館 (エアー・パーク) 復元展示機
昭和19年 6月19日 マリアナ諸島・グアム島 (零戦52型甲)
343rd(Founder) Flying Group pilot-Capt. Sinya Ozaki
19 June 1944 Mariana IS. Guam Island (A6M5a)
浜松広報館にて宙吊りの飛行姿勢で展示されている機体。
現在の展示機はプロペラの警戒帯が 2本有ったり、カウリングの
機銃同調目安線が描かれていたりする等、微妙に異なるところが
有るので、そちらの設定で製作しても面白いかもしれません。
この機体は空戦後に飛行場に着陸大破してしまい、
その後ジャングル化した旧飛行場から
昭和38年 1月に日本に運ばれ、
三菱重工技師グループによって復元されたそうです。
増槽は新規パーツの 300lt 木製落下増槽で、
52型丙のキットに付属したものとは形が異なります。