ウイングキットコレクション VS7
エフトイズ

1. 雷電21型


日本海軍 局地戦闘機 雷電。
エフトイズではウイングキットコレクション vol.1以来 2度目の登場となります。

vol.1と比べると、排気管が別パーツになり、
増槽の形が変わった(長いタイプのものが付属)他、
全体としてスッキリしたモールドになっていますね。


1-A. 第352航空隊 352-20号機 長崎県 大村基地

有名な電光2本が描かれた機体で、第3分隊長の青木義博 中尉が
'44年~'45年冬まで搭乗しました。



ウイングキットコレクション vol.1 のシークレット(写真手前)と比較。
機体上面 濃緑色の色合いが濃く、マーキングもクッキリ ハッキリしています。

面白い違いは胴体右側の電光マークで、
ウイングキットコレクション vol.1(ウイングクラブコレクションL PART3 でも)が
実機写真と同じく左右非対称なのに対し、
今回のモデルでは左右対称になっています。
フジミのキットにも青木中尉機のデカールが入っていましたが、
こちらも左右対称でした。

実機が点検パネル等を避けて あえて右側の電光を短く描いたのか?
写真ではペイントが剥がれていて短く見えるのか? は
私には判りませんが、各メーカーの解釈の違いが面白いですね。
(ちなみに、タミヤやハセガワの1/32、1/48キットでは左右非対称みたいです。)



1-C. 第302航空隊 ヨD-152号機 '45年 3月 神奈川県 厚木基地

黄色の胴帯を巻いた、第2分隊長・伊藤進 大尉の搭乗機。
垂直尾翼上部には撃墜を示す八重桜×2と撃破を示す一重桜×3が描かれており、
B-29とSB-2Cに対する戦果だそうです。
世界の傑作機 No.61の表紙にも描かれている機体ですね。

他に、同航空隊 ヨD-1183号機のデカールが付属。
こちらには、胴体左側にある斜め銃取り付け用パネルのデカールも付いています。
この機体はウイングクラブコレクションL PART3(こんな感じ)にも
デカールが有りましたね。



1-D. 第332航空隊 32-163号機 '45年 1月 兵庫県 鳴尾基地

こちらは日の丸に白縁のない機体。



1-D. 第332航空隊 32-112号機

競馬場を利用した兵庫県・鳴尾基地に
展開していた頃('44年12月以降)のものでしょうか。

また、実機のスピナーは緑色に塗られていたとの説もあるようですね。
(私は白黒写真を見ても分からん……)



1-B.は、谷田部航空隊 所属機がウイングキットコレクション vol.1(こんな感じ)
元山航空隊 所属機がウイングクラブコレクションL PART3(こんな感じ)
デカールが付いていたので、リペイントしてしまいました。


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